山口県立美術館
たまたま九州のローカル情報番組で紹介されているのを見て、
『吉村芳生展 ─とがった鉛筆で日々をうつしつづける私』展に行くことにしました。
テレビで少し拝見するに、
本当に色鉛筆で塗ったの?と疑ってしまう、何メートルもの絵画や、
色鉛筆でこんな色が再現できるの?と不思議なほど写実的で写真にしか見えない絵画、
あまりに細かすぎる作業に、思わずバカか?!と笑ってしまうような、新聞をコピーの様に正確に模写する職人技など、興味そそられるものばかり。
(↑この看板の新聞も、この新聞 →
も、色鉛筆による手書きなのです。
そんな展示が沢山)
運転好きで、絵画鑑賞が共通の趣味の一つである主人も大賛同で山口ドライブが決定しました。
子守り役で、同じく絵画鑑賞が趣味の妹も一緒に行くことに。。。
テレビで見た大きな絵画は、実物は迫力が違います。
かなりの大きさの絵を、至近距離で見ているのに写真に見える精巧度。
テレビでは紹介されていなかったけれど、ドットのモノトーンの絵が凄かった・・・。(画像は見つかりませんでした)
方眼用紙の様に用紙に2ミリ四方ほどのマスを引き、マスに数字やアルファベットで番号をふり、その番号に従った濃淡で塗りつぶしていく模写です。
マスの大きさを変えることで、パソコンのドット絵の様だったり、ブラウン管テレビを間近で見た様だったり、クロスステッチの刺繍の様だったり。
でもいずれも写真と見紛う出来栄えです。
機械的で誰にでもできる単純作業が、
あまりに細かく誰にでも出来るわけではない職人技と化した面白さ。
花の絵、自画像、新聞の模写、カラー、白黒、思ったよりバラエティに飛んで楽しかった♪
まるで写真の様だし、色鉛筆で描いたとは思えないサイズなので、実物で見ないと意味がありません。
これを印刷すると、ただの写真でしかなくなってしまいます。
来た甲斐がありました。
← こういった絵が2メートルほどの大きさで、かつ色鉛筆で塗られているのです。
主人は息子が愚図ったので先に出て、美術館付近の広場で遊んでいました。
山口は長崎より紅葉が早く、自然が豊富で周囲の紅い木々が鮮やか。
大人は絵を楽しめたし、息子は芝生を走って楽しんだようだし、来てよかったです。
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