出産予定日の翌日 午前2時40分。
ベテラン助産師がその場で子宮口の確認をしてくれました。
やっと・・・やっと確認(泣)
「9センチ開いてますね。10センチ無いけどいいでしょう。用意ができたら呼びますから分娩室に来て下さい」
GOサインが出ました!!
と、同時に・・・
『もう一段階上の痛み』はとっくに来ていた事にショックを受けました。。。
そりゃ相当痛くて苦しかったけれど、さらに上があると思っていたのに(泣)
あと1時間20分でリミット。
陣痛促進剤を使用せなばなりませんでした。ギリギリセーフι
ついに呼ばれ、分娩室まで歩いていき(子宮口の拡大を促すため)、自らドッコイショと分娩台に乗ります。
子宮口が全開(10センチ)になったとしても、初産の場合そこから出産まで何時間かかるかは未知だそう。1時間か・・・はたまた6時間か・・・との事。
「まだ自分が楽な姿勢で良いですよ~」と言われましたが、私は分娩台のオーソドックスな仰向け、ひざを立ててスタンバイ。
おや?
薄暗い明かりしかつけないお部屋で陣痛に耐え、
蛍光灯で明るい分娩室に移った環境の変化のせい?
それとも、陣痛中、右向きだったり、左向きだったり、終始横向きで寝ていたのに
実は仰向けが楽だったの?
不思議な事に・・・何故か、
痛くない♪
正確には痛くないというより、痛みの質が変化。
腰と股関節に来る、激しい体の内部の鈍痛はおさまって
体の外の、ケガみたいな外的な痛みに変わりました。
こちらが断然楽です。全っ然耐えられるよ~!!
おかげで精神は安定し、冷静さを取り戻しました。
私のお腹にNSTを装着し、血圧や脈も測定しつつ、陣痛が来ると右の看護師さんから「いきんでー!」の声が。
左には主人、右には看護師、股の先には助産師と助産師み習いの大学生が立っており、その場の全員で「ヒッヒッフー、うん!!」です。
主人の手をずっと握ったままいきみました。
「うん」の部分で深呼吸らしいのですが、勘違いした私は「ヒッヒッフーーン!!」を連呼。看護師に「フーンじゃなくて、うん、で吸って!」と怒られました。
陣痛の山が去ると、赤ちゃんに酸素を送る為、息を鼻から吸って口から吐きます。
吸うことよりも、とにかく吐く方に集中すれば自然と吸いますよ。吸うことに固執すると過呼吸を招きかねません。
マタニティビクスのおかげで、この呼吸は何なく、当たり前に出来ました。
「ヴァイさん、ビクスに通ってただけあって上手いわよー!さぁ、呼吸して~!」と促され、
そしてまた陣痛の山でヒッヒッフー、うん!!
「フー」の部分で股に力を入れ、「うん」の「う」で力と息を出し切り、「ん」で思いっきり吸い込みました。
NSTでお腹の張り、陣痛の山は看護師にバレバレなので、山が去ってもいきむと「もうピークじゃないでしょ!」と怒られます。
(主人いわく、いきんだ後は赤ちゃんの心拍が50まで下がり、呼吸したら120に復活したそうです)
また、いきんじゃいけない時にいきんでしまうと、会陰(膣と肛門の間)が裂けるそうです。
(入院中にある、ママさん方との会食で「裂けたくなかったらいきむのやめてー!」と怒られた方が(笑)会陰が裂けてしまったママさんは、「私もそれ言ってくれたらいきまなかったのに(泣)」と後悔していました)
途中で医師登場!
ラッキーな事に、この日の当直はずっと私を担当してくれた副院長です。もし昨晩生まれていれば、面識のほぼ無い院長が担当でした。見慣れた顔にホッとします。
「膀胱が空の方が子宮が収縮しますから」と、何度もトイレに行ってスッキリしたハズですが、尿管にクダを通して尿を出されました。「尿管にクダ?!」と怖かったけれど痛みはナシ。
産院によっては浣腸や陰毛の除毛もしますが、うちの産院ではどちらも行いません。
出産のクライマックスで、「旦那が邪魔」「無我夢中で無視」「結局、見物の身内を全員部屋から出した」なんて話を耳にしますが
私は心底信頼する主人が横にいてくれて、低い声で「ヴァイ息を吸って、赤ちゃんが苦しいよ!」とか「そうそう、よしよし」と声をかけてくれるのは安心出来ましたし、
陣痛が去ると冷たいお水を飲ませてくれたり、冷たいおしぼりで顔を拭いてくれるのもタイミングがバッチリで、気持ちが良かった。。。
助産師さんは見習い学生に的確な指示を出しながら、
「ヴァイさん、見えてきましたよー!」というけれど、赤ちゃんが産道を通る感覚はありません。
そのうち、「ヴァイさん、頭が出ましたよー!」
と助産師に言われ、主人に「見る?」と言われたけれど
見たらホッとして力が入らないんじゃないかと思って拒否。
私は見なかったけれど主人いわく、骨が固まっていない赤ちゃんのふにゃふにゃの頭を、助産師が指先でもじょもじょとつまみ出していたそうですι
主人が「頭の骨ってそんなに柔らかいんですかー」と質問しているのが聞こえて、
倒れる旦那もいるというのに悠長ね~、と思ったわ。
が、その後みえちゃって。。。
股の先に、毛!!髪の毛!!
赤ちゃんの頭のてっぺんがちょっぴり、私の股に挟まっています(汗)
主人はこの時、冗談で「ほらヴァイ、ジョナサンが出てきたよ♪」と言ったらしいのですが私は聞いておらず、周囲も無反応。。。DVDには音声が入ってるかしら?
赤ちゃんの頭が見えたら案の定、陣痛が弱まったような・・・。
どうしよう早く出さないと陣痛が遠のく!と思っていきみを増しました。
ヒッヒッフー!がもはや、イッイッウー!とか、イ゛ッイ゛ッウ゛~!って山田花子みたいなダミ声になっちゃって、こんなに女捨ててるの私だけじゃ?恥ずかしいよぉー(泣)と思いながらいきみました。
(その後の入院中、連日の様に分娩室のいきみ声が聞こえたのですが、私みたいな方が数名いて安心しました♪)
頭は見えているのになかなか出てこない。
ここまでは楽だったのに、股は開ききってるし、より開く為だと足を思いっきり広げられちゃって力が入りにくい状態です。
いきむと、左の太ももがワナワナ震えるのが恥ずかしかった・・・。
つづく
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